Google Cloud 認定資格の試験を遠隔監視オンラインで受けてみた
Google Cloud Platform(以下GCP)には、GCPを用いた職務遂行能力を評価し認定する資格があります。
資格を取得するには、規定の試験を受け、合格する必要があり、試験は、オンサイト試験または遠隔監視オンライン試験いずれかを選択できます。
オンサイト試験は、テストセンターに行き、私物等をロッカーに入れた上で隔離環境のPCから受講しますが、
遠隔監視オンライン試験は自宅やオフィスなど任意の場所で受講可能な一方、 テストセンターと同程度の環境で受験していること を要件にし、カメラなどで常に監視されています。
この要件から、オンサイト試験でテストセンター*1で実施する方が面倒は少ないのですが、昨今の状況を鑑みて、人と物理的に接触することのない遠隔監視オンライン試験を受講しました。
受験した資格
Google Cloud Certified - Professional Data Engineer (Japanese)
私の受験環境
- 居住環境
- 大通りから一本奥まった低層マンション(1K)
- 一人暮らし
- 騒音が聞こえてくることは通常ない。
- PCはリビングに設置。 技術書などを詰めた大型本棚も同じ部屋にあり、カメラに映る位置。
- PC
受験前の準備と当日の流れ
前日まで
- 受験ガイドExam Procedures を参考にチェック
- 「Sentinel」という監視ツールをインストール
- 「生体認証プロファイル」を取得(カメラで顔を映す)
当日
- 試験開始15分前
- 常駐させている各種アプリを終了。(Docker, Krisp, Google driveなどなど…。)
- デスクからキーボードとポインティングデバイス以外をすべて撤去する。 撤去したものは視界に映らないようにした。
- 本人確認のためのパスポートを準備
- 試験開始10分前~試験開始まで
- 試験開始
トラブルや戸惑ったこと
- 試験開始前のカメラ撮影で試験官のリアクションが少なく、撮し方が合ってるのかどうなのかわからなかったので、こちらから「いかがでしょうか」「以上です」などのメッセージを送ったりしてました。*2
- 試験開始直後、問題文を小声でブツブツ読み上げていたところ、監視の要件に引っかかった?のか試験が中断した。 警告の文言を読んで理由がわかったのでOK押して再開した。
- 試験が終わりSentinelのウィンドウが閉じたのでブラウザに戻ると「トラブルが発生したので~~」のような文言が表示されwebassessorからログアウトされていた。 すわ試験無効か!?と焦ったが、再ログインして結果を確認したら合格となっており、got kotonaki。
まとめ
GCPの遠隔監視オンライン試験についての体験レポートは以上です。 今回のケースではさほどトラブルもなく順調に進みましたが、普段テレビ会議のセッティングになれていない場合は事前準備をすることをオススメします。 コロナ禍においては外出せずに試験を受けられる仕組みは大変有用なので、今後(なんならコロナ禍が収まってから)も積極的に利用したいです。